愛知県内の医師募集状況

愛知県で医師になりたい方、多いと思います。
事実、医師不足と呼ばれる昨今ですが、その要因の多くは「必要な所に医師がいない」ことが原因であるため、全体的に医師が不足しているというよりは、医師が偏在しているという所に問題があるのでしょう。

こと、愛知県の募集状況に関しても、他の地域と同様に様々な課題などがみられます。
そこで、まずは愛知県の状況を少しみていきたいと思います。

愛知県は県庁所在地である名古屋に医療施設が集中している

愛知県の医師に関するもっとも大きなポイントとしては、県庁所在地である名古屋エリアに医療資源が集中してしまっているという所です。
これは、そのまま地域ごとの医療格差があると言い換えてもいいでしょう。

愛知県には、11の医療圏があり、約320施設の病院と、5300ものクリニックがありますが、その内の4割程度が名古屋医療圏に集まっているのです。
続いて、岡崎医療圏、豊橋医療圏に1割ずつといった様相となっており、県内では医師の偏在が大きな問題として取り上げられています。
特に、県内には離島を含む医療圏、南端の知多半島医療圏など、特に医師が不足していると言われる状況が発生しており、県では急務の課題とされています。

愛知県は医師数は多いものの、人口に対する医師の数は少ない

病院数そのものは全国でもかなり上位であるものの、医師の数は少ないと言われる愛知県。
正確には、医師数は十分にいるものの、人口10万人あたりに換算してみると、全国でも40位前後とかなり少ないのです。
近県である岐阜や三重といったエリアから多くの患者が訪れる状況も手伝ってか、1人の医師がみる症例がかなり多く、幅広いといった特徴も言われます。

同県で働いている医師数は、全国で比較すると4位となっており、一見多く感じるのですが、実は愛知県は人口が多いといった特徴があるのです。
そのため、医師が相対的にみて不足していると言われるのでしょう。
また、全国的には人口が減少する傾向があるものの、愛知県は増加傾向にある数少ないエリアでもあります。

医師の詳しい不足状況に関しては愛知県内の医師不足の現状でも解説しています。

愛知県は交通事故が多いため、救急医のニーズが高め

愛知県では救急医のニーズが高いという話は、みなさまご存じでしょうか。
実は愛知県では、交通事故死者数が12年以上連続でワースト1位になるなど、交通事故の多さは県内外問わず有名な話であります。
中でも、県内では特に高齢の方が犠牲になる事故が目立っており、その分救急医に負担がかかっていると言えるでしょう。

その原因としては様々なものが挙げられるのですが、一つは愛知県の車両保有台数が全国でも1番であるという事実が挙げられます。
医師としてこのエリアに住む分には何らかの問題があるというわけではありませんが、救急医としてのニーズが高いという点には着目しておきたいところです。